総務部sawaの生活防衛実践記

総務部歴20年で培った「制度を正しく活用する知識」と「その実践の記録」を発信しています。

資産運用

第6回:60歳での出口戦略(エグジット)。独立資金への転換と、80歳「家族法人」へと引き継ぐ資産のバトン

資産形成において、多くの人が「積み立て方」には熱心ですが、「出口(受け取り方)」の戦略については驚くほど無頓着です。しかし、出口戦略こそが、それまで15年、20年と積み上げてきた努力の結果を左右する、生活防衛の最終試験と言えます。 現在45歳の私…

第5回:教育費ピーク(12歳と6歳と4歳)と下落相場が重なる恐怖。暴落時に心を乱さない1円単位の防衛ライン

投資を長く続けていれば、数年に一度は必ず「暴落相場(〇〇ショック)」に直面します。そして、私たち40代半ばの子育て世代にとって、最も恐ろしい最悪のシナリオが存在します。 それは、子どもたちが大学へ進学し、数百万単位の学費の支払いが容赦なく迫っ…

第4回:盲点になりがちな「持株会(従業員持株制度)」。奨励金の期待値と、自社集中投資のリスクコントロール

会社員は、入社時や特定のタイミングで「従業員持株会」への加入を案内されることもあろうかと思います。総務部門としてこの制度の運営や案内に関わっていると、社員の反応は二極化します。「よく分からないからやらない」という人と、「会社への忠誠心(あ…

第3回:NISAの「攻め」と「QOL」。インデックスの複利とJT等の高配当株を両立させるハイブリッド戦略

第2回で解説したiDeCoによる強固な「守り」の基盤が整ったら、次はいつでも引き出し可能なNISAを活用した「攻め」の戦略に入ります。しかし、ここで多くの投資家が陥る罠があります。 それは、将来の資産最大化(投資効率)ばかりを追い求め、NISAの枠をすべ…

第2回:iDeCoは最強の「守り」。総務の実務で痛感する節税効果と、60歳独立に向けた資金ロックのメリット

上場企業の総務部門で約20年、毎年のように社員の「年末調整」の処理を行っていると、手取り額を賢く守っている人と、無防備に税金を持っていかれている人の差が残酷なほど明確に数字として表れます。 その差を生み出す最大の要因の一つが、iDeCo(個人型確…

第1回:【総務プロの資産設計】45歳は投資の分岐点。現預金1,000万円+児童手当350万円から逆算するポートフォリオの全体像

企業の総務部門で長年勤務していると、資産形成において極端な「二極化」が進んでいることに気づきます。一方は投資に無関心でインフレに資産を削られている人、もう一方はSNSの煽りを受けて生活防衛資金までNISAに突っ込み、日々の生活がカツカツになってい…

第5回:JT等の高配当株とNISAで作る「心のセーフティネット」。独立直後の無収入リスクを相殺する配当金戦略

60歳で独立開業を果たした直後、ほとんどの人が直面する現実があります。それは、最初の顧客がつき、安定した売上が立つまでの「死の谷(無収入・低収入期間)」の存在です。 いくら現預金で防衛資金を用意していても、毎月の口座残高が一方的に減っていく恐…

第2回:1円単位で計算する「独立防衛資金」。教育費の波(児童手当350万円の活用)と独立準備を両立するシミュレーション

独立開業において最も恐ろしいリスクは、事業の失敗そのものよりも「生活資金のショート」による精神的な崩壊です。特に40代・50代は、子どもの教育費という人生最大の支出の波が押し寄せる時期でもあります。 現在45歳の私には、12歳の長女と、6歳の次女、4…

第5回:配当金(JT等)は「今」を楽しむために使う。高配当株と連動させるQOL向上ループ

将来の生活防衛のために、NISAやiDeCo、あるいは自社の持株会などを活用して長期的な資産形成を行うのは、もはや現代の社会人にとって必須のスキルです。しかし、インデックス投資などで「複利効果」の最大化を狙うあまり、得られた利益をすべて再投資に回し…